治癒の方向性
ホメオパシーは薬ではなく、レメディと呼ばれる小さな砂糖玉を使用します。
レメディを使用すると自然治癒力により身体を正常な状態へと戻そうとします。
しかし、レメディは薬ではないので回復する形はそれぞれ違ってきます。この回復、治療される方向性をハーネマンの弟子であるヘリングが確立させました。
それを『ヘリングの法則』と言います。
1. | 上から下へ | |
首に出ていた湿疹が、手足へと移っていった。 | ||
2. | 中から外へ | |
肝臓機能低気味だったのが、皮膚疾患へと変わった。 | ||
3. | 心から体へ | |
鬱気味だったのが、風邪を引いた。
心の病気から体の病気へと変化した。 |
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4. | 慢性的な生理痛が和らいだが、喉の痛みが出た。 | |
肝臓機能低気味だったのが、皮膚疾患へと変わった。 | ||
5. | 以前患っていた症状が一時的に表れてくる。 | |
膀胱炎は良くなったが、足首を捻挫したところがヒリヒリ痛くなった。 | ||
このように症状が変化し始めたらあなた自身の自然治癒力にスイッチが入り、治癒へ向かっているということです。
急性の場合は、比較的短時間で健康を戻すことが多いですが、慢性的なケースの場合は、一時的に疑似的悪化が見られることがあります。(好転反応)
自然治癒力にスイッチが入ると、治癒の法則によって、体内に溜まっていたものを排出しようとして動き始めることでしょう。
例えば、昔、子供の頃の夢を見たり、長い間ため込んでいた感情が出てきて、涙が止まらなくなったりすることがあるかもしれません。
これは、人それぞれに異なり、何もなく好転していく人もいます。 |